2023年11月11日(土)13:00—18:45 (日本、韓国時間) (周六)12:00―17:45(中国时间)
場所: 明治大学グローバルフロント404R教室
司会:郭南燕(明治大学)
13:00-13:40
(中国)
12:00-12:40
<徐家匯天文台の歴史的役割に関する初歩的報告> 李梁(弘前大学)
徐家匯天文台は、上海のイエズス会士により、19世紀中期に創設された施設であり、東アジアの天文、気象、地震の観察に大きな役割を果たした。日本の気象観察は、徐家匯天文台の観察数値に負うところが大きかった。徐家匯天文台の刊行物は主に土山湾印書館によって出版されている。本報告は、徐家匯天文台に関する、中国国内で出版された最新研究書の内容をご紹介し、この研究の今後の展開について、簡単に自分の考えをご報告する。
關於徐家匯天文台的歷史作用的初步報告
上海耶穌會士於十九世紀中期建立了徐家匯天文台,對觀察東亞的天文、氣象、地震起到了極大作用。日本的氣象觀察曾主要依靠徐家匯天文台的觀察數據。徐家匯天文台的出版物則是由土山湾印書館刊發。在此研究會,我將中國國內出版的最新研究徐家匯天文台的書籍進行概述,並探討今後的研究方向。
13:40-14:20
(中国)
12:40-13:20
<久賀島潜伏キリシタン資料館・茨木市立キリシタン遺物史料館の調査報告、
および木彫風俗人形研究の進捗について> 中尾徳仁(天理参考館)
2023年9月に3名(郭氏、三山氏、中尾)で実施した「久賀島潜伏キリシタン資料館」(長崎県五島列島)の調査と展示替え作業について、施設の紹介や今後行うべき広報活動を中心に報告する。また、同年10月に訪問した「茨木市立キリシタン遺物史料館」(大阪府茨木市)について、展示資料や博物館の概要などを報告する。続いて、上海土山湾・寧波・旧満州などで蒐集された木彫風俗人形の調査について、現在までの研究進捗状況を発表する。
關於久賀島潜伏天主教徒資料館和茨木市立天主教徒遺物史料館的調査報告,及木彫風俗人形的研究進展
二〇二三年九月本研究班三名成員(郭南燕氏、三山陵氏、中尾)在“久賀島潜伏天主教徒資料館”(長崎県五島列島)進行了研究和資料展示的調整,我將對此資料館及今後的宣傳工作進行一個匯報。今年十月我又訪問了“茨木市立天主教徒遺物史料館”(大阪府茨木市),也將此處的展品和博物館的概要進行介紹。最後,我將報告在上海土山灣、寧波及舊滿洲收集到的木雕風俗人形的研究近況。
14:20-14:30
(中国)
13:20-13:30
休憩
14:30-15:30
(中国)
13:30-14:30
<ド・ロ版画の版木調査> 三山陵(日中芸術研究会)
ド・ロ神父が制作の指揮を執った木版画10種(聖人図5種、教理図5種)の版木は、すべて大浦天主堂キリシタン博物館に保存されている。これらの版木は線を主とするもので、墨刷りした図に筆で着色を施したものが布教用に各地の教会などで使用された。完成した図から版木の制作法を読み取ることは困難であるが、版木の実見から版の彫り具合や版木の組合わせ方など、制作方法の一部が見えてきた。これらの制作手法から当時の制作状況を推測してみたい。
德羅版畫的木刻版調查
德羅神父主導的木刻版畫十幅(聖人畫五幅、教理畫五幅)的所有木刻版都收藏在大浦天主堂天主教博物館。這些木刻版以線條為主,用墨色印刷後,手工著色,在日本各地教堂使用。僅看木板畫,難以知曉其木刻製作。但如果直接觀察木刻版,便可知道其木雕手法和版木連結的方式,從而可知其製作方法的一部分。本報告將從木刻版的雕刻手法來推測此版畫的製作過程。
15:30-16:00
(中国)
14:30-15:00
<ド・ロ版画の絵師に関する調査> 郭南燕(明治大学)
ド・ロ版画は、本研究班の調査対象とされてきているが、これらの版画はだれによって描かれ、彫られたのかは謎に包まれている。最近、ド・ロ版画の制作時期がわかったため、その時期に長崎に滞在できそうな版画家を物色してきた(不確かな)結果をご報告する。
有關德羅版畫的畫家調查
基於土山灣范世熙原畫的日本“德羅版畫”是本課題的研究對象之一。但此德羅版畫的畫家和雕刻家究竟是誰,還無法知曉。最近,我們掌握了德羅版畫的創作時期(1878年12月-1879年3月),對於當時可能滯留在長期的木版畫家的尋覓很有利。本報告將對此畫家進行一定的推測。
16:00-16:15
(中国)
15:00-15:15
休憩
16:15-17:15
(中国)
15:15-16:15
<大浦天主堂と上海洋涇浜聖ヨセフ天主堂のファサード
―東アジアにおけるロマネスク・ゴシック様式の導入過程に関する―試論―>
小倉康之(玉川大学)
19世紀のヨーロッパは「歴史主義」建築の時代である。パリ外国宣教会が東アジアにロマネスク・ゴシック様式を導入したのは、自然な流れであったと言えるだろう。しかし、なぜフランスで一般的な「双塔式ファサード」ではなく、「単塔式ファサード」を用いたのだろうか。本発表では、上海の洋涇浜聖ヨゼフ天主堂と大浦天主堂の建築様式を比較し、東アジアにおける「中世主義」的建築様式の導入過程を明らかにする。その上で、「単塔式ファサード」の起源に関する仮説を提示したい。
大浦天主堂與上海洋涇浜聖若瑟天主堂的正面外觀:關於在東亞引進羅馬式及歌德式的過程初探
十九世紀的歐洲是“歷史主義”建築的時代。巴黎外方傳教會在東亞引進了羅馬式和歌德式,可謂自然趨向。那麼,為什麼在法國“雙塔式正面外觀”並不普遍,而是常使用“單塔式”呢?通過比較上海的洋涇浜聖若瑟天主堂和長崎的大浦天主堂的正面外觀,可以了解到在亞洲導入“中世主義”的建築樣式的過程。在此基礎上,我將對“單塔式正面外觀”的起源做一個假設。
17:15-18:00
(中国)
16:15-17:00
<上海とマカオの調査報告> 郭南燕(明治大学)
2023年7月、8月、9月に上海で調査を行い、11月にマカオで研究を実施した。上海では、文化大革命 (1966-1976) の破壊により、「土山湾博物館」に陳列されたもの以外は、土山湾作品をみかけることは極めて少なかったが、それを保護した人々の知恵を聞くことができた。一方、文革と無縁だったマカオ(ポルトガル領)においては、数多くの土山湾作品を見つけることができた。マカオが土山湾作品の宝庫だとわかった。本発表は、上海とマカオの調査結果をご報告する。
海和澳門的研究報告
我於今年七、八、九月在上海、十一月在澳門進行調研。在上海,由於文化大革命 (1966-1976) 的破壞,除了“土山湾博物館”中的陳列品以外,只能看到很少的逃離劫難的作品,但聽到了保護者們的智慧。相比之下,澳門則保持了濃厚的天主教建築和土山灣作品。有彩繪玻璃和各類聖物,澳門是土山灣作品的寶庫。由於澳門的土山灣作品的研究尚未開始,絕大部分物品還處於推測中。我將對此進行報告,並希望得到大家的指點和幫助。
18:00-18:15
(中国)
17:00-17:15
休憩
18:15-18:45
(中国)
17:15-17:45